ワキガの原因・治療法をわかりやすく解説|汗とニオイについて
ワキガ・多汗症の治療法
ワキガ・多汗症の治療法
ワキガと多汗症は、どちらも脇に関する悩みですが、症状が起こる仕組みや治療の目的が異なります。
ワキガ治療では、主にアポクリン汗腺に働きかけ、特有のニオイを軽減することを目指します。一方、多汗症治療では、主にエクリン汗腺から出る汗を抑え、日常生活への支障を軽減します。
症状の種類や程度、希望する効果、ダウンタイムなどを確認し、自分に合った治療法を検討することが大切です。
ワキガと多汗症では治療の目的が異なります

ワキガ治療
ワキガの主な原因となるアポクリン汗腺に働きかけ、脇のニオイを抑える治療です。
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主な悩み:脇の特有のニオイ
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関係する汗腺:アポクリン汗腺
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治療の目的:ニオイの軽減
多汗症治療
過剰な発汗を抑え、汗に よる日常生活への支障を軽減する治療です。
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主な悩み:必要以上に出る汗
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関係する汗腺:エクリン汗腺
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治療の目的:発汗量と生活への支障の軽減
ワキガと多汗症を併発している場合もあります。自己判断だけで区別することは難しいため、気になる症状がある場合は医療機関へ相談しましょう。
ワキガ・多汗症の主な治療方法
ワキガ・多汗症には、汗を抑える外用薬から、汗腺へ働きかける治療まで複数の選択肢があります。
治療方法によって、対象となる症状や持続性、ダウンタイムなどが異なります。汗とニオイのどちらが気になるのかを整理し、それぞれの特徴を比較しましょう。
制汗剤・外用薬
皮膚に塗布して発汗を抑える方法です。市販の制汗剤のほか、多汗症の症状や発汗部位に応じて医療用の外用薬が使用される場合もあります。
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対象:主に多汗症
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特徴:日常生活に取り入れやすい
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注意点:かゆみ、赤み、刺激感など
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料金:1,980円~2,200円
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治療期間・回数:3~6か月以上継続使用(1日1回程度)
ボトックス(ボツリヌス毒素注射)
脇に薬剤を注射し、発汗を促す神経からの信号を抑える治療です。主に脇汗を抑える目的で行われ、効果を維持するには継続治療が必要です。
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対象:主に脇の多汗症
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特徴:切開を伴わない注射治療
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注意点:痛み、腫れ、内出血など
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料金:77,000円
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治療期間・回数:3~6か月ごとに1回、継続治療
剪除法などの手術
脇を切開し、ニオイに関係するアポクリン汗腺を取り除く治療です。主にワキガのニオイを改善する目的で行われます。
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対象:主にワキガ
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特徴:汗腺を直接取り除く外科的治療
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注意点:傷跡、腫れ、内出血、感染など
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料金:50,000円程度
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治療期間・回数:通常1回
診断内容や治療方法によって、保険診療の対象となる場合と自由診療になる場合があります。適用条件や取り扱いは医療機関へ確認しましょう。
ミラドライの仕組み|マイクロ波で汗腺へ働きかける治療
ミラドライは、脇の汗やニオイに関係する汗腺へマイクロ波を照射する治療です。
マイクロ波の熱によって、エクリン汗腺とアポクリン汗腺へ働きかけます。皮膚を切開せず、脇汗とワキガのニオイの両方に対応できることが特徴 です。
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汗腺が集まる層へピンポイントで照射
ニオイや多汗をもたらす2種類の汗腺(アポクリン腺・エクリン腺)は、皮膚の表面から約2~3mmの深さに集中して存在しています。ミラドライは、この特定の深さへ的確にマイクロ波を届ける構造になっています。

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水分への熱反応を利用して汗腺へ作用
照射されたマイクロ波は、組織内の水分に吸収されることで熱を生成します。
この熱を汗腺が存在する層へ集中させ、汗やニオイの原因となる汗腺へ働きかけます。

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冷却機能で皮膚表面を保護
照射時は「ハイドロセラミック・クーリング」と呼ばれる冷却装置が作動します。皮膚の表層部分(表皮 〜真皮)を冷やすことで熱から守り、施術に伴う皮膚表面への熱ダメージや痛みを抑える設計となっています。

治療後には、腫れや痛み、しびれ、違和感などが生じる場合があります。症状や治療後の経過には個人差があるため、事前に医師の説明を受けることが大切です。
ミラドライの特徴と剪除法との違い
ミラドライと剪除法は、どちらもワキガ・多汗症の治療で検討される方法ですが、汗腺への働きかけ方や治療後の経過が異なります。優劣だけで判断せず、症状や希望、ダウンタイムなどを比較して選ぶことが大切です。
皮膚を切開せず汗腺へ働きかける
ミラドライは、専用機器でマイクロ波を照射するため、皮膚の切開を伴いません。
剪除法のような切開創は生じませんが、治療後には腫れや痛み、内出血、しびれなどが現れる場合があります。
脇汗とワキガのニオイに対応
脇汗には主にエクリン汗腺、ワキガのニオイには主にアポクリン汗腺が関係します。
ミラドライは両方の汗腺へ働きかけるため、脇汗とニオイの両方が気になる場合に検討される治療です。
日常生活への影響を考慮しやすい
剪除法では、術後に患部の固定や腕の動きを制限する期間が必要になる場合があります。
ミラドライは切開を伴わないため、治療後の生活への影響を抑えたい方にも検討されています。ただし、回復の経過や必要な安静期間には個人差があります。
ミラドライと剪除法を比較
ミラドライ
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治療方法:マイクロ波照射(専用機器)
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主な対象:脇汗・ワキガ
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治療後:腫れや痛みなどが生じる場合がある
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傷跡:なし(切開しない)
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保険適用:自由診療
剪除法(切開手術)
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治療方法:切開してアポクリン汗腺を取り除く
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主な対象:主にワキガ
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傷跡:あり(切開線が残る)
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治療後:固定や安静が必要になる場合がある
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保険適用:条件により対象となる場合がある
どちらが適しているかは、汗とニオイの程度、傷跡への考え方、仕事や生活への影響などによって異なります。医師から効果とリスクの説明を受けたうえで検討しましょう。
ミラドライの歴史

ミラドライは、アメリカで開発されたワキガ・多汗症治療機器です。マイクロ波を利用し、皮膚を切らずに汗腺へアプローチする新しい治療アプローチとして誕生しました。
従来の治療法は、手術で汗腺を直接取り除く方法が主流でした。しかし、切開による傷跡や長いダウンタイムがネックとなり、治療をためらう方が多く存在しました。そうした身体的・生活上の負担を軽減するために開発されたのがミラドライです。
ミラドライの開発から日本普及までの歩み
開発|米国 Miramar Labs社
「汗腺には水分が多く含まれる」という特性に着目し、マイクロ波エネルギーを利用して脇の汗腺へ働きかける技術が開発されました。
2010年頃|日本国内へ導入
日本国内でもミラドライが導入され、切開を伴わないワキガ・多汗症治療として使用されるようになりました。
マリアクリニックでは、2010年よりミラドライ治療を導入ております。導入初期から症例経験を積み重ね、治療方法の研究と改善に取り組んできました。
国内展開を支える医療機器商社「ジェイメック(JMEC)」
海外発の医療機器であるミラドライが日本国内の医療機関で適正に運用される背景には、国内代理店の存在があります。日本では、美容医療分野の医療機器・技術提供を手掛ける「株式会社ジェイメック(JMEC)」が導入支援や情報提供を担っています。
マリアクリニックにおけるミラドライ導入の歴史
国内導入初期からの実績
マリアクリニックグループは、日本でミラドライが導入された初期段階から治療に取り組んできた医療機関グループの一つです。
グループ内で治療に関する知識や経験を共有し、効果だけでなく、治療後の腫れや痛みなどにも配慮した治療を追求しています。
これまでに蓄積してきた知見を活かしながら、患者さまに寄り添った診療体制づくりに努めています。

ワキガ・多汗症の治療を選ぶときの確認ポイント
治療方法を選ぶ際は、期待できる効果だけでなく、リスクや治療後の生活への影響も確認することが大切です。
医師へ症状や希望を伝え、複数の治療方法を比較しましょう。
1.改善したい症 状
脇汗を抑えたいのか、ワキガのニオイを軽減したいのか、両方が気になるのかを整理します。
2.治療方法と持続性
外用薬、注射、医療機器による施術、手術では、汗腺への働きかけ方や効果の持続性が異なります。
3.ダウンタイムとリスク
腫れや痛み、傷跡などの可能性に加え、仕事や運動、入浴などがいつから再開できるか確認します。
4.費用と治療後の対応
保険適用の有無、必要な治療回数、治療後に相談できる体制についても確認しておきましょう。
ワキガ・多汗症の症状や希望する治療は一人ひとり異なります。自分に合った方法を選ぶため、まずは対応する医療機関へ相談しましょう。